› サーフィン初心者上達の秘訣 › サーフィンよもやま話 › なぜ宮崎からプロサーフィンの優勝者がでないか

 

テイクオフ成功の法則

2009年07月13日

なぜ宮崎からプロサーフィンの優勝者がでないか

と考えてみるわけですが、大局として、もしかしたらそこには”サーフィン文化”の問題があるのかもしれません。

ご承知のとおり、ここ宮崎は千葉や湘南と並んで日本を代表するサーフィンランドです。 しかしながら”サーフィン文化”という点でいえば、千葉や湘南に肩を並べるにはほど遠い状況です。 つまり、”サーフィン文化”なるものは全く根付いていないと言わざるえません。




何をもって”サーフィン文化”というのか。 一番には...

  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキング

こちらにもお勧めの記事があります。
  ↓  ↓  ↓ 
サーフィン初心者上達

”サーファーを育てる環境”、または”サーファーが育つ環境”だと思います。

それは”匂い”であり”雰囲気”のようなもの。 子供が育っていく過程で自然にそっちの方向に引き寄せられていく。 サーフィンはじめるのに本人はもちろんのこと周囲も全く違和感を感じない。

そんなもんじゃないでしょうか。 ハワイアンがフラやサーフィンをするのは、そういった文化に育まれているからでしょう。 千葉や湘南には少なからずそういう文化があると思います。




宮崎サーフィン界のドン・コルレオーネと呼ばれる方が、先日ブログでボヤいておられました。 「宮崎では次世代を担うべき若いサーファーがほとんど育っていない」と。

しかし考えてみたら、それは今始まったことではないのです。 宮崎はサーフィンするのに最高のロケーションであるにもかかわらず、昔からサーファーの裾野(すその)はとても小さいのです。

宮崎の海で目立っているサーファーといえば、その大半は県外からの移住者。 サーフィンする波を求めて宮崎にやってきた人たちばかりです。




なぜ宮崎では”サーフィン文化”が根付かないのか。 その根本にあるのは”豊かさ”のような気がします。 気持ちの豊かさと収入の豊かさ。 サーフィンは今でもやはり”贅沢なもの”と考えられているのでしょう。 

今ではサーフィンにすっかりハマってしまっている民宿のオーナーが言っていました。 「家の目の前がサーフポイントだけど、サーフィン始めたのは25歳になってからですよ」。 そして続けます「子供のころはサーフボードなんて中古ですら高くて買えなかったから」。

目の前に海がある人がそんなことを言っているくらいです。 車がないと海にいけない若い世代がサーフィンを始めるわけがありません。 海に行けるのはそんな彼らにとって年に数回あるかないかのイベントなのです。




もうすぐ衆議院総選挙がありますが、これに向けて宮崎県ではメイスイ君のキャラクターデザイン人気投票が行われました。 メイスイ君というのは「明るい選挙を推進しよう」のマスコットキャラクターなのです。

なぜ宮崎からプロサーフィンの優勝者がでないか
候補デザインにサーファーがあるのにちょっとびっくりしました。 ”サーフィン文化”が根付いていない宮崎で、これが当選する可能性はゼロだと思って見ておりました。 そして予想どおり落選でした。 企画した人たちとしては、とりあえず候補をたくさん出しておこうということだったのでしょう。




サーフィンの画像や動画はこちらにたくさんあります。
  ↓  ↓  ↓  ↓
人気ブログランキング

同じカテゴリー(サーフィンよもやま話)の記事画像
そしてサーフィン月刊誌は消滅した
腕時計つけて海に入りますか
王者、敗れる! 
世界一美しいレイバック ~ リプ二ツカヤ
狭き門(その2) ~ プロサーファーになりたい理由
今、世間の人が興味あること
同じカテゴリー(サーフィンよもやま話)の記事
 ノークレームでクレームするのがカッコイイ? (2017-10-16 09:00)
 近い将来のサーフィン事情 (2017-09-04 08:46)
 驚異的に加速するサーフボード/kirifrexのブランクス (2017-08-28 09:00)
 サーフィンがスポーツニュースで報じられない理由 (2017-05-08 09:00)
 ガッテン!サーファーの日焼け対策 (2017-03-06 09:00)
 15年のブランクからサーフィンライフを再起するために (2017-02-27 09:00)


削除
なぜ宮崎からプロサーフィンの優勝者がでないか