
2011年07月06日
スーパースターの予感 ~ ガブリエル・メディーナ
彼のサーフィンはもはやルーキーではありません。WTの、しかもトップ選手のそれさえも凌駕しているかもしれません。

大野選手は惨敗。17歳の少年に日本の大ベテラン選手はまったく歯がたちませんでした。波はジャンクながらもレギュラーオンリーだったのでグーフィーフッターの大野選手には不利だった?...いえ、ガブリエルもグーフィーですので言い訳はできません。
大野ファンには怒られますが、「百の努力も一の才能には敵わない」という格言を思い知らされた気がしました。
今シーズンでケリー・スレーターがWTを去ったあと、看板を引き継ぐ者は誰でしょう。若手でいえば南アのジョーディ・スミス、ブラジルのアドリアーノ・デソーサとジャドソン・アンドレ、フランスのジェレミー・フローレス...
この中ではジョーディ・スミスが個性があって私は好きなのですが、強さという点でいまいち安定性がありません。そうです、スーパースターには圧倒的な強さが必用なのです。そう考えると他の若手にも物足りなさがあります。そこで注目されるのがガブリエル・メディーナです。彼にはトム・カレンやケリー・スレーターが出てきたときのような勢いがあります。
しかし一つだけ気になることがあります。それは彼の名前です。ガブリエル...普通すぎます。スーパースターになる人は例外なく洗練された名をもっているものです。同じブラジル人でいえば(サーファーではありませんが)、あのアイルトン・セナがそうです。名前がファンを引きつけ、それに応えようとして強くなる。そんな現象が起こるのかもしれません。
Posted by Tsuyoshi at 17:00
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