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テイクオフ成功の法則

2011年06月02日

サーフィンの怖い話

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怖い話といっても別にサメとか死亡事故の話をしようというわけではありません。私はネットを通じてみなさんにサーフィンの理論を説いているわけですが...


にもかかわらずネットの世界がいかにアブナイかというお話です。








これは先日たまたまネット上で目にした例でして、Q&A形式のあるサイトである方が質問をしていました。40代男性らしいのですが、サーフィンスクールでロングボードをやったら楽しかったので本格的にサーフィンを始めたいということでした。


でもロングは重いし置く場所にも困るとおっしゃる。そこで、週に1回も海に行けるかどうかわからないけれどショートボードを乗れるようになるでしょうか...という質問だったのです。











で、その回答を見て私はゾッガーンとしたのでした。


ロングボードは立つのは簡単だけどコントロールがとても難しいので、ショートボードの方がコントロールのしやすさという点でロングボードより簡単...とそんなふうなことが。


まったく本末転倒な回答なのですが、質問者はネットとはいえ活字の魔法にかかっているようでした。つまり、それを有難く受け取っていたのです。













40代でショートボードに挑戦することがどれだけハードルの高いことか。けっして無理ではないのですが、それにはしっかりとした理論と毎日(10分でもOK)のトレーニングが必用です。そうでなければテイクオフすらできませんし、立ってボードをコントロールするとかの話ではありません。


だからネットは怖いのです。どこの誰かもわからない人が、気軽に簡単に無責任にレクチャーをしてしまいます。たくさんの回答があって、その中に正解があればまだいいのですが、最悪なのは大間違いの回答しかないとき。質問者はその大外れの回答を有難く受け取ってしまうのですから。













私は自分の住所から電話番号まで全てネットで公開しています。だからそれをもって自分の言葉に責任を持っているつもりです。ある一定レベルの質問に対しては個人情報を公開できないような人は回答してはいけないと思うのです。


上の例はそのレベルに相当する質問です。なぜなら、それを信用した質問者はショートボードを購入するかもしれないし、多くの時間を費やすだろうし、そして結局は時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高いのですから。












ヤフー知恵袋を代表とするQ&Aサイトがたくさんありますが、質問者はその内容をよく考えなければいけません。もし間違った回答を信用してしまっても損害が発生しないかどうかです。


私などはホームページ製作に関する質問でたまに利用しますが、回答どうりにやってうまくいかなければそれだけのことです。費やした時間は数分ですし、費用もかかっていません。そういうことには利用価値が大いにあります。


しかし、多くの時間や費用が発生することに関して質問してはいけません。いくら説得力があってもです。いえ、説得力があるからこそアブナイのです。損害が発生してもその回答者は何の責任も負わないのですから。













あと、おもしろかったのはこの質問です。「テイクオフのトレーニング用にドジ井坂さんのテイクオフシートとはらさんのミスターテイクオフがありますが、どっちがいいでしょうか。」ですって。


おもわず笑ってしまったのですが、その回答にはもっと笑ってしまいました。「どっちも必要ありません。テイクオフなんて週に1回の頻度で海に行けるのなら自然にできるようになります。」ですって。


これもネットで絶対にしてはいけない質問の典型であり、結果的に質問者を不幸にする回答が付きました。



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